5/6 16年前の津波で教わった事
昨日の夕方に情報を流して、ようやく始まった寄付金の活動『プーケット支援コロナ19』
ダサい名前だけど、一番わかりやすいかな?と思って付けました。
さっそく昨日1日で、4名の方々から寄付をしていただきました。
日本のみずほ銀行と、LINEペイと、タイの銀行と、それぞれに寄付をして頂き、日本円にして合計で約9,000円が集まりました。
ご協力ありがとうございます。
とてもありがたいです。
寄付活動の詳細は、5/5のブログをご覧ください。
さて実はこの寄付金の活動。
私一人の思い付きで、私一人で行っているので、知らない人が聞けば『何とも胡散臭い』かもしれません。
私自身だって寄付金なんて聞けば、
・集まったお金はどこに消えるか分かったものではない
・どんな人がやっているかもわからないし
・どうせ誰かの懐に、集まったお金が入るんだろう
などと思い、積極的に協力しない質でした。
ではなんでこの活動を起こそうと思ったのか?
実は日本にいたら気付かなかったことを、16年前のプーケットから教わったためです。
それは
TVの前に座っているだけじゃダメなんだ!
16年前の2004年12月
インドネシアのスマトラ沖の大地震で、プーケットには大津波が来ました。
若い方は知らないかもしれませんね。
プーケットの町を大津波が襲い、町が泥水によって壊されていく様子は、日本のニュースで頻繁に流されていました。
当時はまだ教員をしていた私は、数日後の正月にプーケットに行くことを決めていて、TVの中に起こっている映像を、他人事とは思えない思いで、食い入るように見ていました。
ただいざ旅行に行く段階になると、家族から
「そんな危険な場所に行くべきではない」
とか
「人がたくさん死んでいるのに、申し訳ないでしょ」
と言われ、旅行をあきらめるように勧められました。
それでも、もしここでプーケットに行かなければ、もう一生タイで働くことはないだろうと思い、反対を押し切って、2005年1月3日にプーケットに向かいました。
津波からまだ数日後、到着したプーケットの空港の柱には、人探しの紙が一面に貼られていました。
海の中に潜ると、電柱やMerry Christmasの垂れ幕が沈んでいて、大きなサンゴはひっくり返っていました。
被害大きかったパトン地区は、当時まだ立ち入り禁止だったのを覚えています。
それでも、町の洋品店などはもうすでに商売を始めていました。
町の人はめそめそ暗い顔をしているわけではなく、なんとか復興しようとする熱気が伝わってくるのを感じたものです。
ただ日本人観光客は全くいませんでした。
逆に、欧米人の観光客がたくさんいたことに驚きました。
大きな自然災害で荒れた観光地に、どうして欧米人はこんな早くから訪れるのか?
不思議に思った私は尋ねてみると、「町を復興するには、そこに来て、お金を使わなければ始まらないんだ!」
ということを教わったのです。
日本人の感覚はおそらく私の両親と変わらないと思います。
まず災害が起こって、まだ危険なところには行くべきではない
人々が災害で苦しんでいるところに、観光なんて遊びに行くのは失礼だ
と言うのが一般的、大半の考えだと思います。
でもそれは間違いだということを、16年前のプーケットで知ることが出来ました。
TVの前でニュースだけ見ていても、苦しい人の助けにはならないのです。
今回のコロナウイルスは世界規模です。
プーケットに限らず、日本も今は大変な時期です。
私も自宅待機をしながら、毎日ニュースを見たり、パソコンやスマホで、コロナの情報を見ていました。
でも気が付くと無駄な時間ばかりが過ぎて、だらだらした1日になっていた気がします。
そんな時、自分の友人が個人のお金で、無料食糧配布をしていること(4/24ブログの記事)を知りました。
そこで自分も何か人の為にできないかと考えたのが、この『プーケット支援コロナ19』です。
★ 寄付の方法は5/5のブログに掲載していますので、ご覧ください。
集まったお金については、すべてプーケットの人々に活用することをお約束します。
頂いたお金がしっかり活用されていることが示せるように、まずは私自身が無料食糧配布をおこないます。
実は私もすでに、根付の材料費や、LINEペイの設定などで、4000円近くを出費しています。
そして、これからも出費は増えてゆくと思います。
ただ出費が補填されることはありません。
これも寄付の一部だと考えています。
私と言う人間がどういう人間かは、本業のダイビングの『お客様の声』でわかっていただけると思います。
またグーグルの口コミレビューが、439件で平均☆5.0と言うので、少し信頼もしてもらえるかなと思っています。
長くなりましたが、今日それぞれのブログの一番下に、FacebookやTwitterのシェアのボタンを設定しました。
多くの皆さんに活動を知っていただくため、下のシェアボタンを押していただけると助かります。