5/3 まず今のプーケットの状態から。。。

今日は朝から良い天気のプーケット。
新たなコロナ感染者も、0人でした。

さてお伝えしていた試作品の根付についてです。
COVID AID と刺繍したように、これを今回のコロナウイルスのために、生活に苦しんでいる人たちの寄付活動に使いたいと思っています。

ただプーケットのタイ人に寄付をお願いするのは、私の力ではなかなか難しいので、まずは言葉がしっかり伝わる日本の方々に向けてお願いしたいと思っています。

事あるごとにプーケットの現状は伝えてきましたが、もう一度プーケットの現状についてお伝えします。
プーケット ダイビング
プーケットは観光業で成り立っている島です。
私達のようなダイビングやスノーケリングツアーを始め、象乗りやスパなどのアクティビティ。
それに星の数ほどあるのではと思うホテル。
レストランやバーなどの飲食業にお土産屋など。
トゥクトゥクやタクシーなどの運転手ももちろんそうですね。
そんな様々な業種の人たちが、多くの観光客を相手に、生活を営んできました。

ただ現在プーケットはタイの非常事態宣言を受けて、空・陸・海から一切の人々が入ることを禁じられています。
そのため外国人観光客はまったくいません。

また生活に必要な職種、スーパーやコンビニや薬局、レストランなどは営業をしていますが、日用品以外は買うことが出来ませんし、レストランも店内飲食は禁止、持ち帰りだけの販売となっています。

美容や理髪店も店を閉めていますし、ムエタイやヨガやスポーツ施設などの、観光以外の業種も仕事が出来ていません。

町からは車も人もほとんど消えて、自宅待機はもう1ヶ月になろうとしています。
そのためコロナの封じ込めにはほぼ成功していますが、経済はほぼストップしたままです。

プーケットの観光に従事していた人々は、3月頃を始めに、職を失い、収入は途絶えました。
政府からは5,000バーツ×3ヶ月分の支援策がでましたが、すべての人が支給されるわけではありません。

またプーケットは物価が高いため、1ルームでトイレが付いた小さな部屋でさえ、家賃は5,000バーツはかかります。
そうなると食べて行くお金は余りません。

故郷から出稼ぎに来ている一人暮らしの人などは、お金が尽きても、プーケットから出ることが出来ないので、仕方なくプーケットに残るしかありません。
(5月から一部陸路で、プーケットから出る事出来ていますが、その数はわずかです)

タイ人の貯金の額は、月給の1ヶ月程度と言われています。
すでに3月4月と収入が止まっている状態ですから、その日の食事に困っている人も多くなりました。
プーケット ダイビング
そのため町の中の数か所では、昼と夕方の2回、食料を無料で配布しています。
(場所によっては、夕方の1回だけ)
配布場所のお寺や市場の前には、長い行列ができます。
一人一人にパック詰めのお弁当のようなものが配られ、それ以外に飲料水のペットボトルや、タイのお菓子のようなものも配られています。
1人に1つずつですから、家族が全員、もちろん小さな子供も列に並んでいます。
プーケット ダイビング
配布を行っているのは、役所の人々ですが、一部お寺や個人の寄付によっても無料食糧が用意されています。
そのため配布場所には警察官も数名来ています。
今はまだ治安を保っていて、列に並ぶ人々が2m程度のソーシャルディスタンスをとりながら、順番を待っている状態です。

ただ国際線の飛行機が飛び始めるのが、今のところ早くて7月からとなっているので、あと2ヶ月は観光業に携わる人々は、収入が全くない状態が続くことになります。

タイは仏教の国ですから、悪い行いをすれば地獄に落ちる、ということで、治安は良い国です。
ただここ最近、泥棒に入られたというニュースもちらほら耳にするようになりました。

無料食糧配布場所の人数もこれからますます増えてゆくと思います。
全員に食事が行き渡るかどうかも、心配ですし、治安も徐々に悪化してゆくと思います。

日本のニュースは、こういった他の国の現状はなかなか伝えないと思います。
そのため日本の人たちは、その日食べてゆくのに困っている人々が、沢山いることを知らないと思います。
プーケット ダイビング
そこで、日本の方で、プーケットの無料食糧配布の活動を理解して、ご協力いただける方に、寄付をお願いしたいと考えました。

タイではすでにCOVID THAILAND AIDと言う団体が活動をしているようです。
プーケット独自では、タイ人と外国人のボランティアによって、HELP PHUKET TODAYという活動が始まったようです。

ただ寄付金については、タイの銀行の口座への送金となっています。
日本からタイの銀行への送金は、多くの手数料が取られてしまいます。

そこで私が日本の人たちに寄付をお願いして、日本円をLINEペイで送金して頂こうと考えました。
集まったお金は、今私がプーケットに持ってきている日本円の現金で、タイバーツに換金します。
そのタイバーツを無料食糧配布の資金あてます。

現在、送金先のLINEの準備や、無料食糧配布を行ってくれるところへ連絡しているところです。
しっかり形を整えてから、寄付活動をスタートしたいと考えています。

ただ、プーケットの現状は日に日にひっ迫してきていますから、とりあえず今日はプーケットの現状を理解して頂くことにしました。

長い文章になってしまいましたが、できるだけ多くの方のご支援を頂ければと思っています。
多くの皆さんに活動を知っていただくため、下のシェアボタンを押していただけると助かります。

© 2014-2020 グリーンダイバープーケット
66/45 M.7, T.Chalong, A.Muang, Phuket 83130 Thailand, (66)-86-276-0891